美大までの足跡

「そうだ、美大へ行こう!」中学3年のときに思い立ち、美大を受験するまでの絵画塾(美術予備校)体験談です。

考え方の違いその2

 

さて、突然ですが2年生から舞台を3年生に時間を進めます。
 
考え方の違いということですが。
 
1・2年の時の先生達の考え方はこうでした。
 
「絵を美しく描くためなら。定規でもデスケルでも何でも使え!」
 
という方針でした。
その時「まあ中には使うなって言う人もいるけど。美しければ別にいいからね」と言ってました。
 
 
しかし。その考え方の人たちと、すぐ出会うことになります。
 
そう、3年の先生達です!!!
 
 
先生達のいい分はこうでした
 

 

「デッサンで定規もデスケルも必要ない!」
「なぜならば、よく見てれば自然と真っすぐになるからだ!!」
 
ということでした。
 
これデザイン科です。
意外でしょ?きっちり目の前にある物を書かなきゃ行けないスキルが必要なデザイン科が、正確にかけそうな定規使うなという方針なのです。
びっくりですよね!デザイン科こそ使いそうなのに
(まぁデッサンに限っての話ですけどね。)
これには訳が。
道具別にご紹介します。
 

定規を使っていい?いけない?

 
ようは、世の中に本当に真っすぐな物なんか存在するのかって話にもなります。
 
もしかしたらプラスチックとか工場で作るから真っすぐでしょ?
と思われるかもしれませんが。
 
その真っすぐで固い物も、
奇麗に保存してない限り、傷が出来るんですよね。
で、どんどんへこんで行く。
 
または一方がまっすぐでも、方一つがへこんでたら、もう真っすぐではないですからね。
そういうのを書くことによって、リアルに付かずいて行ける訳です。
 
そこにこれは真っすぐだから!!
ぴーーーーーーーーーーーーーー!!
って定規使っちゃうと…リアルじゃないよね?
 
ということ。
 
しかも、決めつけちゃうから、結構強めに書いて、違ったときに消せない。
 
そういうこと何じゃないかなと私は思います。
 
 
 

デスケルを使っていい?いけない?

これも使うなと言われますが、これは確か違う理由。
 
大分昔の話なので覚えていませんが。
 
奇麗に書くために本当に便利な道具何です。
中にはエスキースの時点で3つせん引いて書くひとも今した。
当たりがつけやすいんですよね。
 
 
でも、頼りすぎると勉強にならないんです。
自分で構図を考える力が衰えるんです。
 
 
そういうの訓練するために、やめた方がいいと
 
言われてた気がします…
 
曖昧でごめんなさい。
 
 
 

結論

 
まぁ、使うも使わないも、どっちも間違ってないですよね?
 
実際、この年私は定規使わなくてもいい評価いただけたことがありました。
 
ただ問題なのは…
 
今回の場合
 
2年から繰り上がった人たちはパニックですよね!!
 
今まで使ってもいいと言われていたのですから。
 
しかも美しければ使え!と言われても、
使うなって人に教えられてれば、使得ませんよね…
 
 
でも、後者の教えで上手くなったのも間違いないわけで。
 
 
 
でも私は、やっぱり美しく見えるためなら何を使ってもいいと思うんです。
結局真っすぐかどうかはかれますし。
手直しもしやすいですし。
 
結局は人の考え方の違いなんです。
教えてもらってる間はその人の言うこと聞いてればいいですが。
 
大人になって、自由にデッサンする時。
そのときは、今までの教えの中で一番いいと思った方法を使えばいいって私は思います。