美大までの足跡

「そうだ、美大へ行こう!」中学3年のときに思い立ち、美大を受験するまでの絵画塾(美術予備校)体験談です。

歩くことはストレス解消になる。思い出。

春の春期講習の時、

一日中教室に缶詰でデッサンを書いていました。

 

話す相手もおらず、外にも出られず、休憩も昼に一時間ガッツリで後はごりごり。

黙々とデッサンを一日中。

 

しかも大して上手くならない。

 

ストレス・スランプに入った訳です。

 

 

そんな感じで、思い詰めて悶々としている時、ふと思いました。

 

今日は乗換駅から歩いて帰ろうと。

 

帰りは夕方4時だったので、十分明るく安全。

 

運動嫌いで歩くなんてもってのほか!!

と思っていた高校時代。

 

ところが歩いてみると…

 

き…きもちいい(w0▽0w)!!!!!!

 

新鮮な空気、オレンジ色の晴れた空!!

動く人もの!!!!

 

ストレスがすっと引いて行きました。

 

むしろ新しいアイディアがわいてくる!!!!!

 

なんだこれ!!!!

 

部屋で集中すると悶々とするのに、この晴れた気持ち!!!!

 

 

適度な運動はストレス発散になると言いますが、

ちょっと駅から歩くだけで、こうも気分が良くなる物ですね!!!

 

ずっと座って血の巡りが悪かったのが、歩くことによってよくなったのかもしれません。

 

ずっと座り作業していて、ストレスたまってる方々はちょっと帰りでも良いので長めの散歩がてら歩くと良いかもしれませんよ

 

 

という、思い出話。

美大にも行きたいけど他の学部の気になるあなたに書く!

よくあるのが、美大に興味がある。

でも他の学部も気になる。

 

どっちも行きたいけどどうしたら良いでしょう?

という悩みを聞きます。

 

悩む理由は様々ですね。

単純に両方学びたいという人、もしくは就職先を気にする人。

 

うん、お気持ちは分かりますね。悩みどころですよね。

 

以前もこんな記事を書きましたが、

artschoolroad.hatenablog.com

artschoolroad.hatenablog.com

 

他の学部と悩む場合の判断材料はかいてなかったのっで

そんなあなたに、判断材料をご紹介しましょう

 

 

 

なぜ美大にいきたいのか?

 

まず、これをはっきりしてください

なぜ、美大に行きたいのか。

 

学びたいことがあるのか、就職するために技術が必要なのか。

 

それを自分の心の中ではっきりさせてください。

 

はっきりしましたか?

 

はっきりしたようでしたら、ばっさり判断して行きましょう。

 

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その思い込みが、実力アップを妨げてます!!

物事には。刷り込まれた「思い込み」があります。

 

その思い込みが美術においては上達を妨げています。

なぜならその思い込みを、そのまま色にしてしまいますからです。

 

どういうことか。

 

例題を出しましょう

 

水・葉・リンゴ・鉄

 

さあ、これらを思い浮かべた時、あなたは何色を思い浮かべましたか?

 

もしかして…こうじゃありませんか?

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【行くべき】美大に行く意味は?②【行かぬべき】

前回の続きから。

 

さて専門職希望ではない下手な人のお話しから

 

(なんか変な始まりでもうしわけない。)

 

本気で美術を学びたいと思ってる訳ではないのなら、一度立ち止まった方が良いです。

 

才能が見つかれば、きっかけが見つかれば、伸びることもあります。

そういう人たちも沢山見て来ました。

なので、下手だからやめろなんてことは言いません。

ただ、上手くなるまで、才能が見つかるまで暗く長い道です。

その覚悟があるのであれば、止めないです。

 

一番やめておいた方がいい人

 

「た だ 漠 然 と 絵 が 好 き な 人」

 

この人は正直美大をお勧めしません。

実力も上手い人に比べたらなく、下手な人よりは上手い。

絵が好きで、絵を描いていたい。将来の目標なんて無い

 

でもノートに各落書きは好き=美術好き。

勉強しないで絵だけ書いていたい。

 

って人。考え直した方が良いです。

 

確かに勉強より技術が物を言う世界です。

丸の数が少ない=評価されない世界ではありません。

 

点数評価の代わりに待ち受けているのは、競争と比較社会です。

まるで評価されない代わりに、他人の物差しで隣の作品と比べ合う世界です。

 

デザインの場合、例えば広告のオファーが来たとしましょう。

当然枠は一つです。

でも10名の方が広告デザインをしたいと立候補しました。

 

どうしますか?

 

もちろん作ってプレゼンして、周りの人たちが話し合って優劣を付けて決めます。

そうなると、自分たちが選ばれるために全力を出すはずです。

 

そういう世界なので、皆良い作品を作ろうと頑張る訳です。

 

さぁ、その世界で好きな絵が描ければ良いって気持ちでやれますか?

好きでやるならアマチュアで良いんですよ。

わざわざ大学までくることは無いんです。

 

そうすると、中には反論する方もいらっしゃるかもしれません。

「イラストなら主婦で成功する人もいるじゃん」

 

と。

 

でもその人たち、皆が皆美大でてないですよね?

個展開くような人でもみんなそうじゃないですよね?

 

そういうことです。

 

結局美大いくことに一番大事なこと

就職先が専門性が必要な人はともかく

正直、上手くなりたいだけ、好きなだけな人には私はお勧めしません。

 

もともと上手い人は独学で伸びます。

 

ただし、就職先以外でも、行ってみる価値がある人はいます。

 

「この大学に行きたい」という強い思い

「ここでこれがしたい」「これが学びたい」「ここをのばしたい」

そういう意思が大事になります。

 

上手かろうがへただろうが、強い意志があれば、それは行ってみるのも悪くないです。

 

美大に行くのに必要なのは「上手い」「下手」ではありません(もちろん試験はあるので、そのレベルの実力は必要ですが

 

 

美大へ行くという選択肢を選ぼうとするとき、

一度自分に質問してみてください。

 

「なぜ美大に行きたいのか。」

 

「やりたい未来のため」

「学びたいことのため」

「伸ばしたい技術のため」

 

何か目標があってのことなら意味はあるのではないかと私は思います