人により講評が分かりにくいこともある。
さて、絵画塾において、講評とは一番大事な過程でございます。
決められた時間の中で描いた物を全員分前に並べて。
恐ろしいことに見比べ比較しながら、自分の善し悪しを評価してもらい、次につなげるためにどうすればいいのか学んで行く最後の大事な工程です。
しかしこの講評。相性、性格、自分の理解度によっては理解できないことがあります。
そんなお話を今回はさせていただきます。
前にもお話ししましたが、講評で見られるポイントがいくつかあります。
それをまずずらっと書いて行きます。
これから絵を勉強される方は、このリスト見ながらやってみるのもいいかもしれません。
- 構図
- 全体が見れてるかどうか
- 光りの方向
- 明暗(色の差)
- 形
- 質感
- 距離感
- 隣り合う物の差
- つまりは立体を把握しているかどうか。
一応 下になるに連れて細かい部分のお話になって行きます。
中には説明しないと分からないこともあるでしょう。
その「?」と理解できないこともあるのです。
まずは一つずつ説明して行きましょう
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構図
ようは目の前の立体物をどう紙にトリミングしておさめるかということです。
写真で言うところの主役を大きく取るのか小さく取るのか
空を多めに取るのか、地面を中心に取るのか
そういうことです。
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全体が見れてるかどうか
つまり、どこかが偏って描かれてないかどうかということです。
例えばバナナチョコパフェを描いたとしましょう。
一生懸命生クリームをおいしそうにそっくりそのまま描きました。
でも生クリームばっかり描きすぎてバナナがかけなかった。
この状況では全体をかけているとは言えませんよね?
生クリームばっか描いていては行けない。
パフェを描いてようやく全体をかけた。
といえる訳です。
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光りの方向
ざっくり言うと、どっちから光りが来てどっちに影があるのかということです。
右から来たら左に影がある、上から来たらほとんど影は見えない。
これは当たり前のことですが、意外と難しい。
そしてそういったことを考えながら描くと描きやすくなります。
これが物によっては細かくなりますし、細かいことを言えば、もうちょっと細かくなるのですが、それはまたの機会に。
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明暗(色の差)
これもざっくり言います。
物には色があります。白黒にすると、同じグレーでもかわってきます。
まぁ、簡単に言いましょう。
白黒写真を思い浮かべてください。
私が言いたいのはそういうことです。
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質感
物には質。という物があります。
例えばビー玉とスーパーボール。
同じ球体でも全く別物ですよね?
リンゴとなしも全く別物ですよね?
そういうことです。
用は、タッチで書き込みで、かき分けろということです。
でも、分かっててもかき分けるのが難しいんですよね。
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距離感
例えば前後に物が会って重なってるように見えるとしましょう。
それが、くっついているように見ては行けないのです。
ちゃんと離れた場所にあるように見せなければ行けません。
でもそれが難しい。
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形
目の前にある物と、形が違わないか。
そういうことです。
まあ、全体的にまとめると、ようは目の前にある物そのままかけてますか?ってことです。
でも、今言った中で、説明するまで、あるいはそれでも分からない物もあるかもしれません。
そんな専門用語がばんばん出て来ます。
質感とか説明されたところで、どうすればいいんだって感じですよね。
距離感とか、近づいてみたって、かき分けられないよ!!!
とか、当時よく思いました。正直。
ときにはさらに、これらの説明を抽象的に説明されることがあります。
今は分かりますか。当時はわけわかめでした。
まぁ、こんなところを題材にしましたが…
実は何かアドバイスが出来る訳ではないのです。
ただ、もうこれは慣れて理解できるようになれば、分かります。
まぁ、それまでは、とにかくしっかりモーチーフを見て描きましょう!
まずはそれです。
ただ、もし、何かヒントが欲しいと思われましたら、上の解説を参考にしてみてください。