美大までの足跡

「そうだ、美大へ行こう!」中学3年のときに思い立ち、美大を受験するまでの絵画塾(美術予備校)体験談です。

ほめられると、その技法・構図ばっかりやらかす人

 それは私です(・▽・)

 

絵画塾・予備校の講評のときにも言われましたがあまりよくない傾向です。

 

どういうことか説明しましょう。

 

例えば一度、構図ですごくほめられたとしましょう

 

一度ほめられたことで快感を得て、

もう一度ほめられるため同じ構図にしようとします。

 

しかし、大体上手くいきませんし、褒められません

 

それでも何度も同じ構図にしてしまう人は、もうあの構図がいい、

そう思い込んで何度も何度も同じことをします。

 

そして最終的に先生が気がつき、講評で

 

「最近同じ構図が多いよね、それはよくないよ」

 

と指摘されるのです。

 

 

なぜか。

 

単純に面白くない。

 

その他にもいっぱい理由はあります。

 

同じ構図が美しいとは限らないこと、

指摘が次のステップ(もしくは別の問題が浮上)に行くこと。

 

 

さらにもう1つは勉強にならないからです。

 

 

同じ構図ばっかり書いていては、他のいい構図を見落としてしまいます。

見落としてしまうと、その勉強ができなくなります。

 

自分の引き出しに入れて、似た物が来たときに、もう一度というのはありかもしれませんが、その構図が面白いかどうかは時々によります。

 

大事なのは、褒められた構図ではありません

目の前のモチーフをどう見せるのが一番いいのかその時々に考えて描く

ということです。

 

これを受験用デッサンでは学ぶ訳なので、同じ構図はよくない。

ということなのです。

 

ただ、これは私だけでは無く。結構やらかす人がおおいらしいです。

 

なぜそういえるのかと言えば、私の記憶違いでなければ

初心者の頃から講評の時、他の人の絵の指摘を聞いて、注意を耳にしていたからです。

 

あんなに聞いていて、自分はやるまいと心に決めていたのに、

いざ自分がその立場になると、いとも簡単に自分でやってしまったからこそちょっとショックが大きい。

 

で、これをやらかす人は、多分初心者→中級者の間の人たちが多いのではないかと推測します。(どの辺りが中級者なのか分からないので何とも言えませんが)

 

なぜかというと、こういう順番が出来上がるかです。

 

*1

 

右も左も分からない。

構図?なにそれ。おいしいの?

怒られてばっかもういや!

だんだん理解が出来て来た

☆レベルUP☆

褒められるようになる

うれしい

もっと褒められたい

あの方法は成功した

そうだ!!同じことをしよう!!←今ここ

 

*2

 

そう、褒められる経験が少ない初心者が褒められるようになると、

うれしくなってしまうのです。

そしてよかれと思って、やってしまうのです。

まぁ、皆絶対に通る道という話ではないので、このことを頭に入れておいてください。

 

一番危ないのは、これを聞いて「私は絶対やらない!」と思ってる方です。

そういう人に限って、陥る可能性が高いです。

 

大事なのは、いいと言われた構図、技法を探すのではなく、

 

そのモチーフが一番よく見える場所を探すことです。

 

*ちなみに、上の初心者→中級者のはなしは、自分の実体験からの推測であり、根拠は一切ありません。

なので間違ってる可能性は大いにあります!

他人の戯れ言だと思って、聞き流していただいても大丈夫です。

*1:初心者

*2:中級者