美大までの足跡

「そうだ、美大へ行こう!」中学3年のときに思い立ち、美大を受験するまでの絵画塾(美術予備校)体験談です。

その思い込みが、実力アップを妨げてます!!

物事には。刷り込まれた「思い込み」があります。

 

その思い込みが美術においては上達を妨げています。

なぜならその思い込みを、そのまま色にしてしまいますからです。

 

どういうことか。

 

例題を出しましょう

 

水・葉・リンゴ・鉄

 

さあ、これらを思い浮かべた時、あなたは何色を思い浮かべましたか?

 

もしかして…こうじゃありませんか?

 

水=水色

 

葉=緑

 

リンゴ=赤

 

鉄=灰色

 

 

じゃないですか?

 

 

なるほど。

 

 

そのイメージが間違ってると否定はしません。

 

さてじゃあ、それを色彩画として描きましょうとなるとしましょう。

上の物がでてきたらどうしますか?

 

そのまま色を塗りませんか?

 

 

そう、これが上達を妨げる大きな原因となります。

なぜなら、この思い込みによって、目の前の物をしっかり見ないからです。

 

デッサンとは、目の前にある物を、そのまま描くことが重要です。

 

まぁ、ただ目の前にある物を素直に描けば良いのですが。

それが難しいのがデッサン。

 

じゃあどうするか、上のモチーフとはいったいなんなのか、認識を改めるべきです。

認識を改めるとこうなります。

 

水=透明中が透けて見え、反射する部分あり

 

葉=様々な色があったり、光が見える部分がある、一色ではない

 

リンゴ=黄色い色が日に当たって赤くなる、一色ではない

 

鉄=反射

 

です。

 

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細かすぎて分かりにくいかもしれませんが

基本的に一色の物などこの世に存在しません。

 

自然はもちろん機械的な物だってそうです。

一色で塗られていても、光りの直接当たってる部分と、影の部分では

画用紙に記入してしまえば、全く別の色を使います。

 

絵を描くときに重要なのは、この色はこれ、という固定概念や頑固さではなく。

目の前にある物を素直に受け入れ学ぶこと。

 

これが上達のコツです。