好きなところだけ描くな!!まんべんなく描け!!
沢山のモチーフのあるデッサンとは。
一つの物だけでは成り立ちません。
周りにあるものと比較して描いて行く描く訳です。
なので、一つの物だけを最初からガッツリ描いても評価はされません。
最終的にかき分けはしますが、まずは全体を比較しながら描いて行きます。
こちらの記事で描いたデッサンを参考に記事を書かせていただきたいと思います。
まず大体どの位置に何があるか当たりを付けて影を描いて行きます。
それがここですね
これで大体どこに何が合って光りがどっちから来てるか、とかなんとなく分かりますよね。(私の絵が下手でそうは見えないかもしれませんが)
で色を付けて行く訳です。
こんな感じに
で、最後に描き分けをするときも、一カ所を集中しすぎては行けません。
もちろん、きっかけを作る必要はありますが、一個に集中しすぎては行けません。
一カ所色を強く出したら、次はそれに対してここがこう…
ここはザラザラだから、こっちはつるつるにして…
と、まんべんなく進めて行きます。
こんな感じに
で、なぜ一カ所に集中しては行けないか…というと、
これはみてもらった方が早いですね。
例えば、風鈴描くのが大好きで、風鈴ばっかり集中して描いたとしましょう
そうすると、こうなります。
風鈴だけ浮いて見えるのが分かるでしょうか?
風鈴は立派かもしれませんが、整合性がとれてなくて奇麗なデッサンには到底見えませんよね?
しかもこれ一個だけに集中してると全部描くのに確実に時間がかかる。
受験では間に合いませんし、まずこれでは評価されません。
しかも、この描き方で一番怖いのは何か、というと
描き直しが出来ないことです。
例えば風鈴を決めつけて箱を適当に描いたとしましょう
で、このまま書き進めて行くと…
こうなります。
明らかにおかしい
で、こうなった場合。
明らかに風鈴の場所がおかしい訳ですが。
ここまで頑張った風鈴を書き直したいですか…?
嫌…ですよね?
正直、この段階まで来てしまったら、書き直しは諦めないと行けないレベルです。
ただし。この段階
まだ箱なんとかできそうですよね?
じゃあ、箱の位置を直そうとします。
すると…
こうなります。
まぁ、なんとかなりましたよね?
位置はなんとかなおりましたよね?
位置はなおったけど、
ダメですよね!?
何がダメなのか。
構図です。
この記事にも書きましたが、
構図はデッサンの上手さ以上に重要な物になって来ます。
構図がよければ、まだなんとか評価してもらえますが、
構図が悪いと評価だだ下がりです。
この絵…もう誰がみてもダメ構図ですよね?
つまり、めちゃくちゃ極端な話をするとデッサン慣れしてるこっちの人
と
デッサン初心者(と仮定します)のこっちの絵
だったら、伸び白を感じるのは後者です。
だって、書き込むこと覚えたら、この人完成させられますもん。
前者は上手いけど、構図がダメすぎる、と言われることでしょう。
つまり何がいいたいかというと、
一つだけ先に決めつけてしまったがために、全体的に直すことが出来なかった訳です。
だから細かい目、つまり一つだけに集中して描いていてもデッサンはいけませんよ
って言うお話でした。
とはいえ、慣れれば慣れるほど、やっちゃいがちなんですけどね…
集中しちゃうので。
ちなみに
風鈴めんどくさいからと言って
こんな風に描かないのは論外です。
これはもうテストで言う名前描かなかったというのと同じレベルでアウトです。
下手でもいいので必ず描きましょう。
あと、冗談でもデッサンで
とかかいては行けません。
これは評価以前に拳が飛んできます。
- 皆様気をつけましょう