作品の完成はどこですか?
時々、美術を勉強し始めた頃に出る質問です。
「作品の完成はどこですか?」
「どこまで描けば完成しますか?」
答えましょう。
美術に決まった完成なんかありません
まぁ、一言で言ってしまえばこれだけの話です。
なぜ完成が無いのか。
それは、実物に近づけようというこだわりがあるからです。
例えばデッサン。
よく見て絵を描けば、
明暗の違い。色の違い。書き込めて内部部。似てない部分。
そしてわずかな形の違い。
これは実力が上がってくればくるほど、目につくようになります。
だからその分手を加えるようになって来ます。
どこまで手を加えても満足しなくなって来ます。
人間です。そっくりに見えても、写真の用に完璧に描くことなんか出来ません。
なので、完成なんか存在しないのです。
例え他人が「写真みたいにそっくり」と言ったところで、本人が「違う」と思うなら、それは完成ではありません。
そう、つまり、この世界において完成というのは本人が「完成した」
もしくは完成ラインを決めて「この辺りでいいか」と思ったところが完成なのです。
もちろん、完成したと思っても指摘を受けますけどね。
その間制度は、実力が上がって、どうずれば近づくのか分かり、
目が超えて凝れば。
だんだん「完成」が実物に近い物になって来ます。
デッサンにおいては、目の前にある物を如何に見て、沢山描くことが重要です。
しかしそれはモチーフの無いイラストなどでも同じです。
自分の頭の中に完成図をイメージしてそれに如何に近づけるか。如何に自分が納得できるか。
作品の完成とは、つまりそういうことなのです。
自分の思い描く完成に近づけるために、沢山描きましょう!!以上!!