美大までの足跡

「そうだ、美大へ行こう!」中学3年のときに思い立ち、美大を受験するまでの絵画塾(美術予備校)体験談です。

ねりゴムの話。

今回はちょっと箸休め。

 

いつものコラムより、さらに小さいお話をしたいと思います。

 

 

デッサンをやる時。

普段使う消しゴムは基本使いません。

授業するときにつかう。あの消しゴムですね。

あれをプラスチック消しゴムと呼ぶのですが。

 

これは使わないです。

 

なぜか。

 

全部無かったことになるからです。

 

「無かったことにはしてはいけない ♪」

なんて歌詞が出てくるアニメの主題歌がありましたが(あえて何とは言いませんw)

 

デッサンも一緒です。大幅な致命的なミスでもない限り。

この消しゴムは使いません。

 

デッサンにおいての消しゴムの役割は、「消す」のではなく、あくまで塗りすぎた物を「減らす」ことが目的なのです。

 

じゃあ何を使うのか…

 

 

みなさん。子供の頃。「あの消しゴム」がはやったことはありませんか?

そう、あの伸びる奴。

休み時間はのばして遊んだり、消しゴムの貸す集めて作ったり…

 

そう…あの…いわゆる…

 

「ねりけし」です!!!

 

そう、私たちの世界では必需品です!!!

これが無ければデッサンはかけません。

 

最初の頃は全然消せなくて、イライラしましたが…(筆圧強いうちに最初から位置を決めて核からそうなる。)

 

慣れて行くと、これが無ければかけません。

 

高校3年時代の学校の美術の時間、あの日もデッサンだったのですが

ねりゴムを忘れて発狂!

 

先生にねりゴムを借りるほどでした。

 

そのくらい、切っても切れないねりゴム。

 

慣れてくると、いい悪いも出て来ます。

 

やっぱり高い奴はいいですよ!!!

よく消える。よくとれる。

 

そしてよくのびる!!!!!(のばすの楽しかったw)

 

もう後半は愛用してたのですが…

 

ある日…悲劇は起こります。

 

そう。

 

愛用していたねりゴムの質が…落ちた!!!!!!!

 

 

値段は変わっていません。

でも、不況なのか材料が手に入らないのか、質が変わりました。

 

どう変わったのか…

 

 

伸びない!!!!

 

 

あんなによく伸びたのに…

すぐにプツンと切れる…

 

そして、前より消えが悪くなった…

 

 

ショック…

 

 

 

でも、それより高いねりゴムは無い。質がいい物も無い。

 

 

諦めざるを得ない出来事でした…

 

 

そんな小さなお話。