美大までの足跡

「そうだ、美大へ行こう!」中学3年のときに思い立ち、美大を受験するまでの絵画塾(美術予備校)体験談です。

人生とは、勘違いである。

塾にいる時。

 

「勘違いって大事だよ。」 

 

と言われたことがあります。

 

それから数年 、あることに気がつきました

私は勘違いしてここまでの人生を歩んでいるのです。

 

どういうことか。

 

そもそも上手くもないのに美大へ行こうと思ったのは人生最大の勘違いだったと思います。

 

そしてもう一つの勘違い

 

それは希望の学部をデザイン科にしたことです。

 

センスが無いのを分かっていて、なぜそのつもりになったのか。

これにはわけがあります。

 

私は絵を描くのは、得意ではありませんでした。

図工の時間も風景画が一番嫌いでした。

 

じゃあ何で美大に行こうと思ったのか。

 

それは、物作りは好きだったからです!

 

まあ不器用なので、丁寧に出来ていたかどうかは捨て置きます。

 

それでも物を作るアイディアを出すことが大好きで

物を作りたい!!

 

という思いがあり、美大を目指した訳です。

 

しかし、絵画塾でやることは

毎回毎回デッサンデッサン。

時々色彩をやってまたデッサン。

 

これは仕方が無いというか、当たり前のことなんですが。

 

デッサン、色彩が苦手な私は、途中からこんなことを思うようになってました。

 

あれ…私って…デッサンやりたいからはいったんだっけ?

デッサンしかやってなくない?

 

 

当たり前です。そういう物です。

当時の私も、理解はしてましたが、不満が爆発。

 

まぁそれでも行きたいことに変わりはない。

なのでそもまま続けていて、まあ油絵学科が一番いいかななんて思ってました。

 

そんな時。高校1年の時。3年生の受験コースを見学する機会がありました。

 

そして、デザイン科に行ったとき。

私は衝撃を受けました。

 

センスが無ければ出来ない。

そう、それこそ服のデザインみたいに思っていたのです。

 

でもそこでは私のやりたかったことをやっている!!!!

 

アイディアを出し、形にする。

まさにここ。

 

そうか!!私のやりたいことはこれだったんだ!!!!!

 

 

そうして私は、デザイン科に行くことをこの日決意しました。

 

しかし、これが正しかったかどうか…

それは真偽が不明です。自分の実力に置いても。

 

そうだから私はこの考えをこう思います。

 

 

ああ。私の人生は、勘違いだった。と。