美大までの足跡

「そうだ、美大へ行こう!」中学3年のときに思い立ち、美大を受験するまでの絵画塾(美術予備校)体験談です。

挫折と葛藤。デッサンの伸びない悩み。

さて、入塾して半年。

 

一気に時間を進めて行きたいと思います。

 

なぜかというと何も進展が無いからです。

 

あぁ…悲しい

 

 

私は当時上達していませんでした。

 

原因の一つとして、単純に講評時、私には先生のアドバイスが理解できなかったんですね。

 

よく講評で言われたのが、

 

  1. 光りの方向
  2. 質感
  3. 距離感

 

などなど。

それにプラス、抽象的なアドバイス

 

これ、出来るようになった今は理解できるのですが。

当時の私には理解できませんでした。

 

理解力が追いつかなかったため、身につけるのに時間がかかりました。

 

どうすればよくなるのか、

きっとこの夏期講習までに先生方がいっぱいアドバイスをいただいていたんだと思います。

 

それでも、結局理解が及ばず身に付かずデッサンの実力はこの半年、なかなか伸びませんでした。

 

それが辛くて、続けて行くことに疑問を持つようになりました。

 

そして、何より人見知りの私は壁を作っていたらしく。

友達は愚か、先生方からも近寄りがたい雰囲気を醸し出していたそうです。

 

その結果、私にアドバイスをするにも近寄りがたいみたいな話を自分の後ろで先生達が話しているのを聞いてしまいました。

 

この日。私の精神はポッキリ折れてしまいました。

 

もう自分は美術大学を目指すのをやめてしまった方がいいんじゃないか。

先生達にも見放されるようなら、意味ないじゃないか。

塾に友達もいないし。

 

もう諦めた方がいいんじゃないか。

そう思いました。

 

ただ、私には下手だったとしても、持ってる物はこれしかありませんでした。

 

下手だったとしても。

美術が好き。

 

勉強は出来る方ではない。

普通に勉強して大学に行ける自信も無い。

 

私はここで踏ん張って行くしか無い。

 

でも自分はいつまでたっても上達しない。

 

そんな葛藤があり、この日一日は落ち込みました。

 

そんな私に、転機が訪れます。

 

それは次回のお楽しみ…。